錦鯉

真希ちゃんとの週末もあっという間に過ぎ、またいつもの労働の一週間へ。

今日はお客のお客からクレームが出たかどで、仕入れ責任者の俺は営業に連れられ、埼玉の新座まで謝りに出向いた。全く…月曜からいきなりこんなのかよ。

それほど怒られるほどの品質でも無かったと思うが、景気悪いからホント皆ピリピリしてるよなあ…

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ところで昨日の午後は、真希ちゃんと銀ブラの後に日比谷公園をフラフラ散歩していた。

日比谷野音では木村カエラや斎藤和義、他にも色々なバンドが何やらイベントをやっていた。

少し興味はあったが、入場料5,000円と書かれていたので入らなかった。2,000円ぐらいなら入っても良かったが…

そして噴水の近くでは、何と錦鯉の全国品評会なるものが行われていた！こんなものがあったとは…

興味深くそれぞれの錦鯉を見て回ったが、まさに芸術の一言！どうやってこんな色に育てたのだろう？

「東京都知事賞」だの何だのと色々な賞があったが、それらを獲得した錦鯉がそれぞれ気持ちよさそうに泳いでいた。赤と黒のぶち、白と青のぶち、中には黄金色の鯉も居た！

俺が見た中では、この鯉が一番カッコ良かった！確か「都知事賞」で優勝、と札が貼られていた。

その後、着物を着た美人を連れた金持ちっぽい人達がぞくぞくと集まってきて、周りを陣取り始めた。どうやらセリが始まる様子だった。

こういう鯉は幾ら位でセリ落とされるのか興味があったが…どうも場違いな感じがしてきたのでその場を離れた。

俺もいつかこういう鯉を飼ってみたいな…そう思うほど綺麗な鯉ばかりだった。世界に誇れる日本文化の一つ、と言っても言い過ぎじゃないと思う。

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そういえば以前マレーシアに居た頃、取引先の華僑から、「KOIを家で飼いたいから、お前が日本に帰った時、買い付けてこっちへ送ってくれ」と言われた事があった。

その時は中国人のくせに日本の鯉を欲しがるなんておかしな人だなあと思っていたが…なるほど、確かに美しかった。わざわざ日本のものを欲しがる訳だ。

他にも、世界中の猛犬（ドーベルマンとか）を買い集めてる金持ち華僑から「TOSAINUが欲しいから、ルートがあれば教えてくれ！」と頼まれた事も思い出す。

錦鯉に限らず、日本の動物や魚は、世界中のその道のマニア（カネに糸目をつけない）から意外と人気がある様だ。

もしかしたら、錦鯉や日本犬（土佐犬や秋田犬など）などの輸出で大儲け出来るかもしれん！マレーシアでの人脈を活かして独立、自分で商売か！？(^^)

俺がそう言うと真希ちゃんに一言、「もうとっくにやってる人達が居ると思うよ…気付くの遅過ぎだと思う。」と一蹴されてしまった…(xx)

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変な夢みたいな事を考えず、今週も仕事頑張ろっと。苦笑）